独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)知能システム研究部門【部門長 平井 成興】、川田工業株式会社【代表取締役社長 多田 勝彦】(以下「川田工業」という)は、人間サイズ(身長127cm、体重31kg、全12自由度)の人間型2足ロボットHRP-2走行脚モジュール(以下HRP-2LRという)による走行の基礎実験に成功した。
これまでにも、身長60cm以下の小型の人間型ロボットで、走行を行えるものが開発されていたが、身長120cm以上の人間サイズの人間型2足ロボットでの走行の成功は世界初である。
体が大きくなると、走行にともなう衝撃力が大きくなるほか、腕をもたないロボットでバランスを維持するため独自の運動パターン生成技術を開発する必要があった。
研究の分担としては、産総研知能システム研究部門の 梶田 秀司 主任研究員、筑波大学連携大学院生 長崎 高巳 らが動作制御ソフトウェアを担当し、川田工業がHRP-2LRのハードウェア開発を担当した。
今後は、さらなる走行速度と効率の向上、不整地等への適応などをめざしていく予定である。

走行実験中のHRP-2LR