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川田工業、四国工場に全天候型塗装ヤードを新設
公開日:2024年1月23日

川田テクノロジーズ株式会社(東証プライム3443)を持ち株会社とする企業グループの基幹事業会社である 川田工業株式会社(東京本社:東京都北区滝野川1-3-11 代表取締役社長:川田忠裕) は、四国工場に全天候型塗装ヤードを新設し、2024年より本格稼働を開始します。

〔全天候型塗装ヤード新設の背景〕

川田工業では、橋梁などの塗装品質の安定化と、天候に左右されがちな塗装ヤードの稼働率向上によるラインバランスの平準化ならびに作業環境の改善を図る目的で、四国工場(香川県仲多度郡多度津町)に、全天候型塗装ブース(塗装ブース・設備の専門メーカーの「プッシュプル型塗装ブース」)を4基設置した塗装ヤードを新設しました。
また、工場製作におけるカーボンニュートラルの実現に向け、塗装ヤードの屋根に太陽光パネルを設置し、塗装ブースにかかる動力の一部を再生エネルギーで賄います(2024年導入予定)。

(写真1)塗装ヤード全景
(写真2)蛇腹式のフード
(写真3)ヤード内には4つのブースを設置
(写真4)ガスバーナーによる熱風発生器

〔塗装ヤードの特長〕

  • 新設の塗装ヤードは、建物内に全天候型塗装ブースを設置した二重構造となっているため、気象状況に左右されない塗装環境を常に確保することが可能です。
  • 塗装ブースの規模は、1基当たり幅10m、長さ31.5mを4基設置した、国内でも最大規模となります。
  • 常設建屋内には、天井クレーンが設置されており、塗装ブースのフードを大きく開くジャバラ構造を採用したことにより、大型部材の搬出入が常時行えます。
  • 塗装ブース内は、プッシュプル型換気システムが常時稼働しており、塗装作業時の有機溶剤が2層のフィルターに吸着されるため、作業環境が大幅に改善されるとともに、産業廃棄物の低減効果も期待できる、働く社員と地球環境にやさしい設備です。
  • 塗装後に塗装部材を移動することなくスムーズに乾燥工程へ移行できるため、省スペースで作業効率が格段にアップします。

〔仕様〕

  • 塗装ヤード面積 約2,870㎡
  • 天井クレーン 20t+10t 1台、20t 1台
  • 幅10m、長さ31.5mのブースを建屋内に4基配置

川田工業では、「安心で快適な生活環境の創造」の理念に基づき、今後さらなる品質の向上、コスト競争力の強化、ならびに働き方改革の実現に向け、最新のAIやロボット技術を活用し、塗膜厚計測、外観検査、塗装工程、およびブラスト工程などのDX化を推進していきます。

〔プレスに関するお問合せ先〕

川田テクノロジーズ株式会社 広報室
  • TEL:03-3915-4609 E-mail:koho@kawada.co.jp

〔川田工業 会社概要〕

  • 社名 :川田工業株式会社
  • 代表取締役:川田 忠裕
  • 本社所在地:東京本社 〒114-8563 東京都北区滝野川1-3-11
  • 富山本社 〒939-1593 富山県南砺市苗島4610
  • 設 立:1922年
  • 資本金:9,601,000,000円
  • 社員数:1,086名[2023/03/31現在]
  • 事業内容:
    • 1. 橋梁、鉄骨、鉄塔等各種構造物の設計、製作ならびに工事請負
    • 2. 土木、建築に関する工事の設計、監理ならびに請負
    • 3. 各種機械、装置、器具の設計、製作、販売ならびに据付工事請負
    • 4. 地下構造物関連工事の設計、監理ならびに請負
    • 5. 緑化関連工事、太陽光発電関連工事、地中熱利用関連工事の調査、計画、設計、監理ならびに請負、維持管理
    • 6. 前各号に関連、または附帯する一切の業務および投資

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